主の独り言

2020.10.28

波止場日記 エリック・ホッファー

自ら労働者として港で長きに渡り働き、そして労働者の視点で世界を哲学する。
本著は、そんなホッファーの日記集である。

ホッファーは哲学者という視点ではなく、一労働者という視点で思索を続ける。その道程が著作から伝わってくる。
偉大な哲学者ホッファーであるが、日記を読み進めていくと、調子が悪い日や調子が良い日、疲れて考えられない時や考えが浮かんで止まらない日など、僕と同じような状況を体験している事を知り、親近感を持ってしまう。

昔、ホッファーの経歴を聞いて驚愕した事を想い出す。

やると決めさえすれば、自ずと道は開ける。ホッファーの人生からそう感じずにいられない。

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