主の独り言

2020.10.19

娘は戦場で生まれた ワアド・アルカティーブ、エドワード・ワッツ

凄惨を極めたシリア内戦。題材とした映画を数本観てきた。
ラジオコバニラッカは静かに虐殺されている、そして今回の話題のドキュメンタリー映画。
シリア内戦に巻き込まれた反政府市民の姿を追う。
そこには不条理な世界が広がっている。

僕が大きく心を動かされたところがある。それは、彼らは、空襲の際も笑いを忘れない。政府側を揶揄したネタで恐怖を一瞬でも忘れる努力をしている。そして、今を懸命に生きているところだ。
そして、この価値観こそVEフランクルの名著夜と霧で示された過酷な環境下で生き残った人々の特徴でもある。

彼らは政府軍に追われ、故郷であるシリアの都市アレッポを後にする。しかし、必ず帰還すると僕は信じている。

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