主の独り言

2020.07.26

ローマ帝国シーズン2 Netflix ローマ皇帝歴代誌 クリス・スカー

英雄カエサルが主人公のシーズン2。カエサルの活躍はガリア戦記で楽しんだが、映像だとさらに楽しむことができる。三頭政治の主導的な役割やガリアでの活躍、執政官としての政治手腕。五臓六腑の活躍するカエサルという人物は世界史に誇る人物と言っても過言ではないだろう。
それ故にルサンチマンも大きい。カエサルはやり過ぎた(常人離れ)のだ。

共和政から帝政への移行はカエサルが道を作った。ローマ帝政はカエサルから始まる。

余談
クレオパトラの権力欲と生き残りにかけた強い想いが当時の状況を垣間見せる。カエサルからアントニウスへの移り身も納得できる。力なければ殺される。そういう時代なのだ。

初代皇帝アウグストゥスはカエサルの甥。カエサルが道を作ったから皇帝になれたと言っても良いだろう。しかしアウグストゥスも軍事能力はカエサルには劣っていたが、政治力はカエサルより上だった。ルサンチマンを抱かれない様にする政治はカエサル暗殺を教訓としたからなのだろう。

そしてカエサル、アウグストゥスの次に来るティベリウスやカリグラが猜疑心に苛まれ暴君になってしまったのも、この流れで見るとわかる気がする。

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