主の独り言

2020.07.07

破局からの創造2020 市川亀久彌

書斎の名著コーナーから破局からの創造を取り出す。
この本は、過去ブログでも紹介したシステム論の名著だ。
ちなみに著者はノーベル物理学賞受賞湯川秀樹の弟子である。
生産システムであるTシステム。制御システムであるCシステム。この関係を詳しく様々な事例と共に記載されている。

今コロナ禍という渦中において、Cシステムの重要性が如実に現れている。
この本のおかげか、過去制御システムに力を入れた部分がコロナ禍でもちゃんと機能し会社を支えてくれた(当社比)。

当時は分からなくても今はわかる。Cシステムのお陰である。
経営関係の名著と言われるものは、結局Cシステムの事にページを多く割いている
(ドラッカーはほとんどCシステムの事ばかりだ)。

様々なTシステム系の本(小手先マーケティング、セールス)も読んできたが、僕にはほんと役に立っていない。
恥肉になっているにはCシステムの知見(歴史の影響が一番大きい)である。

この本が書かれたのは1972年。
改めて読んで思ったのが予言的な本であるという事。
著者の言うとうりCシステムの崩壊が全ての問題の元凶である。

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