主の独り言

2020.02.15

セルフ・コンパッション

とある社員に伝えたいことがあり、ハーバードビジネスレビュー2019年5月号を引っ張り出す。

特集コンテンツは
セルフ・コンパッション。
セルフ・コンパッションとは自分を受容すること。長所も短所も全て受け入れると言う意味。

横文字になると何だか新しいノウハウのように感じるが、こんなの東洋哲学では当たり前の知見である。

随分前、うまく行かないある事について師匠に相談すると、
「仕方がねーだろ。諦めろ。そして借景するしかねーんだ」
こんな指導を受けた。そして今はその指導のありがたさを痛感している。

しかし、なかなかセルフ・コンパッションの状態になることは難しい。特に新卒では尚更かもしれない。周りと比較し、”自分はできない”を毎日念仏のように繰り返してしまう。悔悟の情が強すぎると表現したほうがいいかもしれない。
プラグマティズムの間違った解釈の社会の弊害であるとも感じているが、なかなか根が深い分だけ厄介である。

老子の教えをレクチャーしたいが、この社員は老子というだけで拒否されそうなので、セルフ・コンパッションを登場させたというわけである。

さてさて、どーなることか。
出来る限りのことはしたいと考えている。

 

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