主の独り言
2019.04.20
私はすでに死んでいる アニル・アナンサスワーミー
様々な症例を元に、
私
を外からあぶり出していく。
これだけ、自己について興味深く読めた本は
過去無かったかも知れない。
私が私と思えないコタール症や
癲癇や自閉症、統合失調症等の症例を元に
私とは何か
を外堀から埋めていく。
過去の知識も役立ち、
今僕は”私”に対しての
自分の見解を持てるようになった。
本の結論は、まだまだ私とは何なのか・・・
これは未だに不明なのだが
僕にはもう充分の情報量。
私についての閾値を超えさせて頂けたと感じている。
私を追いかければ追いかけるほど、最後はいなくなる。
なんだか私とは量子みたいである。