主の独り言
2019.04.19
Pen 尾崎豊 懐かしき青年期
尾崎豊と言えば、僕の青春であった。
中学時代、BOØWYが好きになり、そして尾崎豊。
バイクは盗む事は無かったが、
あの歌詞は当時の僕の心を打った。
心の深淵になんとも言えないもどかしさを感じる日々。
自分とは何なのか、
何を目指すのか、目指さないのか
そもそもお前は何をしたいんだ・・・
こんなことを毎日考えている中学生だった。
どちらかというと
外交的では無く内向的。
一人で景色を見ながら思惟にふけたり
友人の誘いを断り、あえて一人の時間を求めたり。
エリクソンの言う発達課題の青年期そのものであった。
エリクソンの発達課題では
それぞれの年代に共通の課題があるとされる。
これは、生育歴は関係無い共通のものである。
青年期(12才〜17才頃)の課題は、
アイデンティティVSアイデンティティの混乱
要するに、私は○○である。
こんなことを漠然にでも見つけられることが出来れば
とりあえず課題はこなしたと言える段階である。
当時の僕は、この混乱が随分長かった事を記憶している。
そして、そんな不安定な時に尾崎豊を知った。
正に歌詞にあるような暗闇の中、無我夢中に前に進むしか無かった。
しかし、飛び込めば世界が広がることが大きな体験となった。
そして、今の僕がある。
そんな恩人でもある尾崎豊が今でも雑誌の表紙を飾る。
こんな嬉しい事は無い。
自宅でゆっくり尾崎豊を楽しもうと思う。