入社３年のとある外国籍社員の送別会が行われた。
別れを惜しんで、多くの関係した社員達が集まった。
この社員との想い出は多い。
何カ国も話せることから、
新卒採用の為に僕に同行し、海外にも一緒に行き
言葉数少ない僕の説明を何度も何度も分かりやすく
学生達にフォローしてくれた。
日本人以上に、日本人らしい心を持った社員だった。
どうしようもないご家庭の事情での退社であるが、
正直、なんとも言えない痛切さを感じている。
新天地での活躍を願う気持ちと、引き留めたい気持ち。
このアンビバレント感情が心の中に宿っている。
別れとは、割り切れないそんなものなのだろう。