主の独り言

2017.05.16

意識と無意識のあいだ マイケル・コーバリス

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ついつい人は、集中していないぼけーっとしている時間を
ダメだと評価するゲシュタルトがある。
この本は、ぼけーっとする事の意味を
脳科学的に心理学的な側面も加味し
開設している。
集中していない時は、脳の
デフォルトネットワークが稼働している。
デフォルトネットワークに関しては、
過去、ダニエルデネットの本を紹介した際に
記載したと記憶している。
意識と無意識のあいだ
では、ぼーっとしている時間は
とても建設的で有用で
人間生活をたらしめる上で
必要である事を示してくれる。
さらに、記憶の曖昧さ(これは有名すぎる)は、
自分の都合の良いように改変出来る事で、
自己を守る働きもしている。
ぼーっとする事
記憶が間違う事
自分にとって、
都合の良い言い訳をする武器を
手に入れてしまったような
ちょっとした罪悪感が生まれてくるのだった。

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