主の独り言

2014.10.09

呪術師と私 ドンファンの教え

今月は本を例月よりもよく読んでいる。
理由は朝いつもより1時間早く起きることにしたからだ。
うるさい小僧達が寝ている間に
風呂に入りながらの読書は
思いの外、新しい生活のリズムとして
僕にはとても馴染んだ。
そして、良書が続いていることもとても嬉しい。
特に、2日に読んだ
呪術師と私 ドンファンの教え
著者 カルロス・カスタネダ
これは良かった。
今まで、誰か忘れたが心理学者の著書で
引用されたこともあった事で、記憶にとどめていたが
やっと読めたという感じだった。
非西洋的な教えをインディアンであり
シャーマンでもあるドンファンから
著者が教わるエピソードが書かれて居る本だ。
正に呪術師であるドンファンの元で
修行をする著者。
そして、信じられないような体験を次々としていく。
自然の力を利用して、
人間の本来持っている力を開花させていく。
そして、自然と共生していく。
私たちは、西洋的な生活に慣れ
人間としての本来持っている力
をどんどん退化させているのだ
改めて気づかされる。
書かれている事は、そもそも
眉唾モノも数多いが、
そんな事はどーでもいいと思う。
とにかく、西洋的な暮らしだけが
全てでは無い。
この事が読者に痛烈に訴えかけてくるのだ。
この本は、1968年にでた。
その当時、世界でちょっとしたブームにも
なったとのこと。
その当時の空気感は
その場にいないから詳しくはわからないが
私の本等で知っている空気感で考えれば
ヒッピー達に大いに歓迎された事は私でも頷ける。
今、僕の周りには日本的ドンファンはいない。
いないというか、知っているが近くにはいない。
ただ、知らないだけで近くにいるかも知れない。
アンテナは立てておきたいと思う。

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