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主の独り言

2015.03.30

犯人捜し

『ケーキが玄関前に置いてあるけど、誰からかあなたわかる?』
こんな電話が日中妻からかかってくる。
私の留守中、家の玄関前に誰かが
ケーキを置いてくれたようだ。
心当たりがある。
親か、妹か、友人か・・・
限られた交友関係から
片っ端からおかしな電話をかけることに。
『ケーキ届けてくれた??』
まったく滑稽な電話である。
そして、回答は皆知らないとのこと。
そもそも、交友関係が
そんなに広くない僕らは
電話をかけて調べる件数は限られている。
その限られた交友関係の誰でも無いと言うことに
様々な思惟が湧き出てくる。
誰かの家と間違えたんじゃ無いか!?
毒でも入ってるんじゃ無いか!?
昨日買ったの忘れてない!?
僕が家に帰ってから
そのケーキは玄関内には
入れられていたものの、
下足入れの上に鎮座したままである。
中は、マロンケーキとイチゴのショートケーキ。
明らかに、僕ら家族構成をわかっている。
でも、誰かわからない。。
寝室でも、妻が急に飛び起きて
『○○さんじゃないの??』
と言う始末。
11時頃におそるおそる電話をしても
やはり違う。
人間、モヤモヤした感情というのは
どーも収まりが悪く
仕事も集中できない。
誰なんだ・・・
翌日、モヤモヤ感を持ちながら出勤し
そして、夜帰ると近所のおじさんが近づいてくる。
『食べてくれたかい??』
よもやの伏兵の登場である。
どーも僕が目の前の道の雪掻きをいつもしている事に
対してのお礼らしい。
“おじさん名前くらい書いてくれないとわからねーじゃん!!”
と心の中で叫びながら、
『お気遣いありがとうございます。』
とお伝えする。
家に帰り、かなりしなびた
マロンケーキとイチゴのショートケーキを家族で頂く。
猜疑心を持ってしまった自分に憂いを持つと同時に
ご近所の暖かさを感じつつ
我々家族の良き想い出になったのだった。

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