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蓼科 水辺の風景のおはなし02


今回の水辺の風景は、蓼科大滝と白駒の池です。この二か所の共通点は、苔むした原生林とともに楽しめるスポットあること。日本の森林面積は国土の約68.5%といわれます。けれどもその大部分は人工林または天然林(人の手が加わったとしても自然の力で更新ができている森林)です。人の手を加えていない原生林はわずか4%以下と、とても貴重なものです。そんな希少な原生林と水辺の風景へ駐車場から歩いて15分ほどで行けるのは、この地域ならではです。神秘的な場所で、たっぷりと癒しの時間をお楽しみください。

<蓼科大滝>たてしなおおたき
蓼科大滝は、滝の湯川にかかる水量の大きな滝です。その高さは25m、幅10mと滝の湯川の中では最大。その昔、武田信玄公が滝に打たれて戦略を練ったとの伝説も残る、神秘的な滝です。大きな落差はありませんが、広い滝口から水が豪快に滝つぼに向かって流れ落ちる様子は圧巻。その美しく迫力のある風景を撮影しようと多くの人が訪れます。
蓼科大滝の魅力はそれだけではありません。滝の周辺に広がるやわらかな苔が敷き詰められた原生林はまるで物語の世界に入ったようです。素晴らしい苔の森は、さまざまな映画やテレビドラマのロケ地として使用されています。
滝までは蓼科 親湯温泉や最寄りの駐車場からも歩いて15分ほど。遊歩道は進むほどに柵がなくなり、山道の趣が濃くなっていきますが、不思議な形をした木々たちに圧倒され、足元の苔に癒されながら、深い静かな森へと入っていきます。あずまやが見えたら、その向こうにあるのが蓼科大滝です。
原生林と苔に包まれ、静かな大自然の中に響き渡る滝の音。爽やかな空気の中たっぷりとマイナスイオンを浴びるひとときは、疲れやストレスを軽減してくれるでしょう。

※蓼科大滝までの遊歩道の距離は短いですが、苔がついた石や木の根は滑りやすいので、ご注意ください。



<白駒の池>しらこまのいけ
標高2115mに位置する白駒の池は、日本一の高所にある天然湖です。日本一高所にある天然湖です。白駒峰の噴火によって大石川がせき止められ、静かに生まれた湖は、面積0.11平方km、周囲1.35km。深さは最大8.6mあり、名称は「池」ですが、実際には湖に分類されるほどの広がりをもっています。湖畔には遊歩道が整備され、苔むした森を眺めながら約45分の散策が楽しめます。
白駒の池までは、国道299号線沿いの駐車場から歩いて15分程度です。樹齢数百年の時を刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林が空を覆い、さまざまな種類の苔が一面を覆う白駒の森の中を進んでいきます。森の暗がりを抜けると一気に視界が開け、そこにはきらめく白駒の池が広がっています。
白駒の池周辺は、10カ所の「苔の森」があります。白駒の池の遊歩道からすぐに入れるのはもののけの森や高見の森、ヤマネの森。森にはそれぞれ特徴が異なり、苔の種類も違いがあります。時間が許せば、森を渡り歩く楽しみも広がります。

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