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〜蓼科 親湯温泉 インテリアのおはなし01〜

3万冊もの蔵書を有するLibrary Lounge、歴史を刻む美術品などのアンティーク、心地よく流れるシャンソンやジャズ、そして華麗なシノワズリの壁紙……。

エントランスをくぐり、足を一歩踏み入れると、そこは名作映画の中に迷い込んだようなセピア色の世界。1920年代の上海租界をイメージした空間には、蓼科 親湯温泉100年にも及ぶ歴史と伝統が息づき、心を満たす休日への期待がふくらみます。

上海租界とは1842年の南京条約により開港した上海に作られた外国人居住地のこと。イギリス、アメリカ、フランス、ロシア、日本などの国々が上海に租界地を確立して、全盛期には、ヨーロッパの建造物が軒を連ね、道路には路面電車が走り、街路灯が点在していました。アメリカからハリウッド映画やジャズなどの文化、フランスからはシャンソンやカフェなどの文化が取り入れられ、モダンなものが集まる上海は「東洋のパリ」と称されました。また、一定の自治権があったため、自由を求めて世界各国からやってきた文人や芸術家が集まり、また、世界大戦に向けて各国の動向を探る各国のジャーナリストやスパイが暗躍する場でもありました。

明治、大正、昭和にかけて、蓼科 親湯温泉には多くの文人が集まり、文化の発信地として知られていました。蓼科 親湯温泉の象徴ともいうべきLibrary Loungeは、かつて文人が集まった当時の時代背景を上海租界になぞらえ、上海で活発に行われていた東西文化の交流のイメージを再現。茶、深緑、ボルドー、ゴールドという、深く落ち着きのある4つのテーマカラーは、それぞれに伝統と重厚感、安らぎと生命、成熟、永遠の輝きを表現しています。そして、クラシカルなソファやテーブル、照明類を配して、自由に読書が楽しめる空間に。Library Loungeでお気に入りの本に時を忘れて、夜にはジャズやシャンソンが流れるBarでゆっくりと、いにしえの時に思いを馳せるのもよいでしょう。

上海租界の世界に華やかな彩りを加えるのが、シノワズリのアンティークや絵柄、そしてフラワーアレンジメントです。シノワズリとは、直訳すると「中国趣味」という意味ですが、西洋人が東洋の文化を想像して生み出したスタイルのこと。それは建築、装飾、美術だけでなく、文学、演劇や音楽などにまで及びました。蓼科 親湯温泉で取り入れているシノワズリの壁紙の絵柄は、花や鳥、蝶などをモチーフとし、ロマンチックな空間を演出。また、フラワーアレンジメントもシノワズリの基本の花を取り入れながら、館内の雰囲気に合わせてデコレーションしています。

蓼科 親湯温泉は女性をメインターゲットとしています。歴史、文化、芸術が香る空間は、女性の感性を刺激し、日常を忘れる居心地の良い休日を実現します。

→次回は、蓼科 親湯温泉のシノワズリの壁紙やフラワーアレンジメントについて詳しく紹介します。

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