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2013.07.30

八ヶ岳 夏の高山植物のご紹介


八ヶ岳は南アルプス北岳と北アルプス白馬岳とともに、
高山植物の三大宝庫と呼ばれています。
乾燥地系の花の種類・個体数の多さは、他の山岳を圧倒するほどです。
夏の時期に八ヶ岳で可憐に咲く高山植物をご紹介いたします。
◎白山石楠花(ハクサンシャクナゲ)
新芽が伸びてからピンク色を帯びた色合いの可愛らしい花を咲かせます。
◎深山大文字草(ミヤマダイモンジソウ)
白い花弁が「大」の字のように見えます。
八ヶ岳産のものはすべて葉の裏が赤いため、
「ウラベニダイモンジソウ」とも呼ばれています。
◎駒草(コマクサ)
「高山植物の女王」と呼ばれていて、蕾の形が馬の顔に似ています。
硫黄岳から横岳には斜面がピンクに染まるほどの大群落を見ることができます。
◎雛竜胆(ヒナリンドウ)
日本では八ヶ岳でしか見ることのできない貴重な植物といわれています。
◎深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)
透き通るような美しさで、日の光で輝いて見えます。
低地のキンポウゲは別名「ウマノアシガタ」といいます。
◎零余子雪の下(ムカゴユキノシタ)
花は開花しないものが多い。
また、花は結実せず、葉は付け根に赤いムカゴをつけて繁殖します。
草丈は5~10cmありますが、花弁は約6mmでひょろっとしています。
◎薄葉細辛(ウスバサイシン)
薄暗い樹林下で葉柄の付け根に暗紫褐色の花を咲かせます。
春の女神と呼ばれる蝶「ヒメギフチョウ」の食草です。
写真付きでこちらに詳しく紹介されています。
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail2.jsp?pan=1&id=3106
吉本 順子

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