岡谷市の元美術館学芸員、赤松さやかさんが
茅野市湖東新井にある築120年余の古民家を自身の手で改装したギャラリーが、
4月26日から営業開始します。
http://www.shinetsu-navi.jp/2013/04/19_031474.php

美術の専門教育を受けていない人たちの芸術
「アール・ブリュット」の魅力を発信する場に、と
約1年かけて少しずつ内外装を仕上げたそうです。
赤松さんは、学生時代に
海外のアール・ブリュット作家を取り上げたドキュメンタリー映画を見て興味を持ち、
この分野では知的障害や精神障害がある人の作品も多く、
こうした人達の作品を見るために全国を回り、
自由な感性を表現した良い意味で格好つけてない作品に触れ、
こうした作品を紹介するギャラリーを作ることが将来の夢だったそうです。
本やインターネットで改修方法を勉強し、１人で木戸を取り壊して壁と窓を作り、
床を張り替え、壁も塗り直しました。
「作業があまりに大変」で、何度もくじけそうになり、
中断も挟みながら約１年で完成させ、改修費の費用も全て赤松さんが充てました。
ギャラリーの名前は「作者不詳の作品」という意味の「アノニム」で、
最初の展示には、学生時代に出合った毛糸のオブジェや信楽焼などが展示され、
アール・ブリュットを中心に、自らの人脈で作品展を企画、展示販売していくそうです。
全て自身の手で努力して完成させたギャラリーや、
夢を実現させた赤松さんが出合った数々の素敵な作品が並んでいるのを
見てみたいですね。
自然散策を楽しみながら、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか？
・営業時間：午前10時～午後6時
・定休日　：水・木曜日
・お問い合わせ　：アノニム TEL 0266-75-1658（26日以降）
吉本　順子