主の独り言
2022.07.19
リア王 ウィリアム・シェイクスピア
中学生ぶりだろうリア王。
(当時の僕はリアに同情的だった記憶だけがある)
言わずと知れた、父と3人の娘との国を巻き込んだ私怨の争いの物語。
そもそも自分への愛の大きさで国を分割するというリア王のおかしな発想から悲劇は始まる。
後の話は割愛するが、
母性の欠如
これに尽きるのではないか、と今の僕は率直に感じる。
リアの妻であり3人の娘の母は登場しない。だからリアも含め、交流分析で言うところのNPが明らかに欠如している事がわかる。
愛に飢えているリアには、道化(ハイヤーセルフ)からの助言も耳に入る余裕はない。
愛なき所に悲劇は起こり続ける、という事なのだろう。
