主の独り言

2020.03.08

アデル、ブルーは熱い色 アブデラティフ・ケシシュ

カンヌパルムドール作品。
官能的なセックスシーンには驚いた。
レズビアンの恋の話だが、自由の国フランスでも生きづらそうだ。

サルトルの実存主義について語るシーンがある。ここで2人の価値観に決定的な違いを見ることができた。さらに2人はそれぞれの実家にパートナーを連れて行くのであるが、家庭それぞれの価値観(超自我)が表されている。その産物がそのまんま2人それぞれの性格に反映されているところが非常に興味深い。

2人を身体と精神、と分けても面白い。さらに言えば、リビドーを昇華する事が出来た人とできない人がうまくいくわけはないのだ。

 

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