主の独り言
2020.01.23
君を思って海をゆく フィリップ・リオレ
イギリスに居る恋人に会いたいクルド難民の17歳の青年。
ドーバー海峡を泳いで渡るしか無い状況で出会った
水泳コーチの男とその妻。
ドーバー海峡をメタファーとした夫婦の人生の道程と見るとグッと来る。
水泳コーチと別居中の妻との夫婦関係の行方が
クルド難民の青年の挑戦と重ね合わせて見ることが出来る。
また、難民問題という大きなテーマが横たわっている。
ラストは、これしか無いよなぁという感じ。
それにしても切ない。