主の独り言

2015.07.12

神話と意味

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レヴィストロースの著作。
先月、このブログでもレヴィストロースの
有名な著作“悲しき熱帯”を記事にした。
僕は、
〜とにかく、隠喩と換喩が凄まじく〜
こー感想を記載したが、
レヴィストロースの著作の多くは
この様な難解で素人読者を寄せ付けない。
しかし、今回紹介する
“神話と意味”は体裁が違う。
僕も、翻訳者の前書きを読んで初めてわかったのだが
レヴィストロースがフランス語では無く
英語で書いたため、難しいことを書かず
単刀直入に英語で書いたために
翻訳された日本語版も非常にわかりやすい体裁となったというのだ。
よって、
レヴィストロースの著作を知っている人には
少し、肩すかしを食らうことになる。
僕もその一人。
この著作は、対談を元に組み立てられているため、
なおさらわかり易い構造になっている。
ただし、レヴィストロースを知らない人にとっては
わかりやすく、レヴィストロースを嗜むことが出来る
導入本としては良いかもしれない。

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