主の独り言
2015.07.10
諸星大二郎 孔子暗黒伝
諸星大二郎のSFマンガ。
孔子暗黒伝。
暗黒神話は持っていて
既に読んではいたが、
これは初めて読む事に。
しかも、暗黒神話に繋がっているとは
全く知らず、もっと早くに読んでおけばと後悔する事になる。
暗黒神話は、
僕の生まれ育ったこの茅野市蓼科が舞台の
1つでもあるSFマンガである。
そして、漫画界では名作で通っている。
漫画好きで暗黒神話を知らなかったら
モグリであると言われても仕方が無いほど有名な漫画である。
さあ本題に戻る。
この孔子暗黒伝は、
タイトル通り孔子が登場する。
さらに、僕の嗜んでいる易経もでる。
易経を知っていると更にこの漫画が楽しめる。
そして、ブッダも登場し壮大な諸星ワールドを展開し
暗黒神話に繋がっていく。
中国インドが舞台として物語が始まっていくが
その後舞台は日本になる。
日本武尊が暗黒神話と孔子暗黒伝とを貫く
キーワード。
古事記、日本書紀の知識を知っていると
物語に奥深さが出てくる。
と言うより、読者が知っている事が前提で
話が進んでいく。
ブラフマン(梵天)
弥勒菩薩
も重要なキーワード。
仏教の知識もある事も読み解く上では必須。
あの、宮崎駿監督も惚れている
諸星大二郎の作品。
年を重ねてけば重ねるほど
味わい、そして楽しめる
古典漫画として次世代に繋がるのだろう。