主の独り言

2013.02.07

安田善次郎

安田善次郎。
私は、この明治の銀行王が好きだ。
社会人になって、
安田善次郎関連の本を読みあさった記憶がある。
勤倹力行”
僕はこの言葉でどれだけ救われたかわからないほど。
“陰徳”という安田善次郎を代表する言葉があるが
勤倹力行の方が私は好き。
で、なぜ安田善次郎を思い返したかというと、
今調べている“高橋是清”についての周辺の本に
安田善次郎があまりにも登場していないところが
残念に思ったからである。ウィキペディアにも掲載されていない。
高橋是清は、 あのロスチャイルドから金を引っ張ってきたり
ロシアとの戦争後の金が無い日本を救済した政府の超重要人物である。
そして、私が知る限りは、高橋是清は安田善次郎から
経済や金融を学び大いに参考にしている。
兄とも慕っていたのではないかと勝手に推測しているくらいだ。
その証拠に、安田善次郎の没後も
安田善次郎の息子の相談に対して
高橋是清は親身に相談し、そして救済している。
救済とは、安田財閥の次期TOPを
日本銀行の中でも外に出したくない実力者を
紹介するなどが証拠であるとも私は考えている。
明治の混迷期は、政府そして経済界の関わり。
この物語は本当に面白い。
個人的にはハリーポッターの小説の
何倍もスリリングで興味深い。
この時代の探求はまだまだ終わりが見えない長い旅だろうな。

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