主の独り言
2011.05.01
産みの苦しみ
産みの苦しみ。
まさにその経験をしております。新しい土地、新しいコンセプト、新しい社員・・・
思うようにいかない毎日を過ごしています。
易経ではこのような状況を
水雷屯(すいらいちゅん)で示しています。
易経の四大難卦の一つです。要するに運勢的には良くないということ。
ただ、良くないと言っても前向きな苦しみです。
何事も、新しいことをするためには苦しみが伴う。
この苦しみを抜けて物事は進みます。
上諏訪温泉しんゆを立ち上げる前から分かっていたこと。
でも辛い。でもここは意思を強く持ち進むしかありません。
苦しみを前向きに進んで受ける。これが水雷屯の状態のコツです。
そして、この苦しみを進んで受けてやっと楽になる・・・
と思いきや、易経では次に山水蒙(さんすいもう)という卦をおいています。
この卦は“愚か”という意味です。
右も左もわからない。未熟。と解釈してもいいでしょう。
苦しみを抜けてもまだ愚かであるということ。
世の中的にはまだ誕生したばかりで“赤ちゃん”と同じ存在。
易さまのおっしゃるとおり。
まだまだ先は長そうです。
柳澤
拝