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お知らせ

2026.05.26

〜蓼科 親湯温泉よりお届けする今月の1冊『諏訪の神さまに会いに行く』〜

『諏訪の神さまに会いに行く』北沢房子

「風や水を司っていた諏訪の神さまが、開拓や農業の神になり、さらには漁業や航海守護の神になりと守備範囲を広げ、出雲の国譲り神話と結びついて建御名方神も仲間入り。はたまた軍神や狩猟神となって各地に連れられていって広まった。」

諏訪湖を囲むように、上社前宮と本宮、下社春宮と秋宮の四社からなる諏訪大社は、信濃国一宮としても知られ、毎年多くの人が訪れています。また、諏訪大社は全国に5000とも1万ともいわれる諏訪神社の総本社です。

古代には、諏訪地方に伝わる「甲賀三郎説話」といった民話や、雨乞いなどの風習などから分かるように、湖水の竜神あるいは霊蛇の信仰がありました。そして諏訪明神は巨大な蛇体であることも中世に書かれた『諏方大明神画詞』に残っています。さらに鎌倉時代には、これを氏神と仰ぐ諏訪氏が武士団を形成。武家社会一般の間に軍神としての諏訪信仰が成立しました。

では、どのようにして諏訪信仰は広がっていったのでしょうか。そして、各地に立てられている諏訪神社と諏訪大社との関係は???『諏訪の神さまに会いに行く』では、長野県上田市出身の北沢房子が北陸、越後・東北、鎌倉、京都を訪ねて、諏訪大社からどのように諏訪信仰が広がっていったのかを紐解きます。
信仰の形を変え意味を変えながらも、それでも脈々と受け継がれてきた諏訪神社。現在、人口減少や高齢化、考え方の多様化など、多難な状況にありますが、それでもなお宮司さんや氏子の方々が大切に守り、諏訪神社は地域の拠り所やつながりの核となっています。
きっと暮らしている場所の近くにも諏訪神社はあるでしょう。読んだ後、近くの諏訪神社を探して訪ねてみたくなる、そんな一冊です。

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