主の独り言

2013.03.14

第四の消費社会

三浦展は現在を“第四の消費社会”と呼んでいる。
そして、第三の消費社会を嗜んだ私たちは
彼が言う第四の消費社会の中に
慣れ始めていると言った所だろうか。
第三の消費社会に慣れ親しんだ者にとって
第四の消費社会は結構過酷である。
“意味わかんない”
こう切り捨てれば簡単。
しかし、これは時代の変化に対し
対応しないと決めるという事。
生物学的に言えば“絶滅する生物”
と言うことになるのだろう。
マイケルEポランニーは
“人間には暗黙知という進化しようとするベクトルが貫かれている”
このように、著書の暗黙知の次元で言っている。
さらに、“歴史はべき乗則で動く”のマークブキャナンは
生物の進化と絶滅をべき乗則で示し、
さらに、環境変化への対応が
絶滅を免れるという事を示したのだ。
このような事例は枚挙にいとまが無い。
マズローの5段階の欲求で言えば、
一番上“自己実現”のレイヤーに私たち日本人は
上がろうとしているのだろう。
この流れで言うと、
ユングは、著書の中で
過去との折り合いをつける事を説いている。
(こんな言葉では言っていないが)
こんな知識があると、第四の消費社会に対し
過去との折り合いをつけようとする人の消費行動で
あるように見えて仕方が無い。
時代のレイヤーは年々上がっている。
そして、色々な知識をつけて時代に追いつこうと必死になりそうな自分がいるが、
進化とは“自分の奥底に深く入ること”
こんなユングからのメッセージが耳から離れない。
折り合いをつけるとは
“過去生きられなかった私”と“今生きている私”
この折り合いというかアウフヘーベンをする重要性をユングは言っているのだろう。
はー。。
先はとても長そうだ。

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