ディオニソスの陶酔
2025.07.09
ワインのマナー
夕食や宴席でお連れ様から「まあまあ、1杯どうぞ」とお酒を勧められる時、日本酒の盃やビールのグラスを持って「ありがとう」と差し出して注いでもらっている方が多いかもしれません。しかし、ワインの場合はグラスを持ち上げずテーブルに置いたまま注いでもらうのが正しいマナーと言われています。
なぜならワイングラスのガラスは高級な物ほど薄く、持ち上げてしまうとワインのボトルが当たって割れてしまう可能性があるからです。また、ワインの場合は通常レストランのスタッフが少なくなったら注いでくれるので置いたままで大丈夫なのです。乾杯をする時もグラス同士を合わせる事はせず、目の高さくらいまで軽く持ち上げて会釈をして飲み始めます。少し前にお笑いのコンビが「ルネッサン~ス」と言いながらグラスを合わせて音を立てていましたが、あれは良いマナーとは言えません。
また、ビールや日本酒はグラスになみなみと注ぐと思いますが、ワインの場合はグラスの中にこもった香りも楽しむためグラスの真ん中から少し上くらいまで注ぎます。
さあ、次回ワインを飲む際はこれらに注意してお愉しみ下さい。
蓼科親湯温泉 ソムリエ 梅原


