ディオニソスの陶酔
2021.10.08
日本のワイン
ヨーロッパ各国ではワインのラベル表示に厳格な法律が有りますが日本では以前は表示に関する規定が有りませんでした。そこで2015年にラベル表示に関するルールを制定し2018年10月以降から適用となりました。
ワインって原料のブドウが運搬すると傷むのでその産地で醸造し、その土地のテロワールが影響すると思っていらっしゃいませんでしたか? 以前の我が国では濃縮果汁やワインそのものを輸入しワインに加工する手法も取られていました。 そのため国内のメーカー製品でも純粋な日本産ワインとは言えずこれらを区別するためにラベル表示にルールが適用されました。
ボトル裏のラベルに「日本ワイン」と表示が有る製品は国産の原材料を使用し造られたワインということでさらに長野など地名が有る製品はその地域の原材料を85%以上使用しているという事になります。これに対し海外産の原材料などを使用したワインは国内生産であっても国産ワイン(輸入ワイン使用など)という事になります。つまり、国産ワインの中でも国内産の原材料で造った純粋なワインが「日本ワイン」という表示になります。ワインを購入される場合には是非裏ラベルもチェックして下さい。
蓼科親湯温泉 ソムリエ 梅原