お知らせ

〜春のビーナスラインのおはなし 02〜

長野県茅野駅近くにある御座石神社交差点から上田市の美ヶ原高原美術館までを結ぶビーナスライン。全長約76km、平均標高1,400mを走る観光道路で、八ヶ岳中信高原国定公園の高原地帯を通るルート上には、蓼科高原、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰、八島ヶ原湿原、美ヶ原高原といった観光地が点在し、多くの人が訪れます。八島ヶ原湿原駐車場から美ヶ原までは毎年冬季閉鎖されますが、今年も4月22日11時に解除される予定です。ただ、標高の高いビーナスラインの春は遅く、木々が芽吹き、花々が咲き出すのは5月末から。今回は、7月に入ってニッコウキスゲが咲き始める前の6月までを、春のシーズンとして紹介します。

茅野市内からしばらく走ると、蓼科エリアに入ります。蓼科観光の中心地となる蓼科湖は、天気の良い日は八ヶ岳連峰が一望できる景勝地。春になると、ボートやSUP(サップ)、カヌー、水上自転車などで遊ぶことができ、気持ちのよい時間を過ごすことができます。

湖畔にある聖光寺は桜の名所として知られ、4月下旬から5月上旬にかけて約300本のソメイヨシノが満開を迎えます。開花時には「桜まつり」が行われ、豚汁のふるまいや野点なども行われます。その後も、山桜(タカネ桜)、コナシ、オオカメノキ、アカシア、フジなど、次々に春の花が咲くので、ぜひ立ち寄りたい名所です。

北八ヶ岳ロープウェイは、標高1,771mの山麓駅から標高2,237mの山頂駅まで、標高差500mを約7分間で進む、100人乗りの大型ロープウェイです。北・中央・南アルプスの大パノラマが楽しめるだけでなく、4月下旬から5月上旬には残雪を見ることもできるのも魅力です。また、6月中旬には、レンゲツツジが満開を迎えます。

白樺湖・女神湖エリアは、さまざまなレジャースポットが集まっています。ビーナスラインのほぼ中央に位置する白樺湖はボートやカヌー、SUPの体験が可能。湖の周囲には遊歩道が整備されているので、のんびりと歩きながら散策するのも楽しいでしょう。また、湖畔には、美術館や遊園地、ホテルやキャンプサイトなどが点在。テニスやサイクリング、乗馬など、アクティブに過ごすことができます。

女神湖は、湖面に蓼科山の姿が映る湖です。蓼科山が女神山と言われることから、その名がついたといわれています。4月から5月は水芭蕉、6月は赤いヤマツツジが開花。湖を囲むように遊歩道が整備されているので、気持ちのよいウォーキングが楽しめます。時間に余裕があるのなら、女神のテラス1830へ。その名のとおり標高1,830mから女神湖と北アルプスの山並みをハンモックに揺られながら楽しめます。

春の日差しに包まれて楽しむビーナスライン。おすすめスポットはまだまだ続きます。

→次回もビーナスライン春の見どころをご紹介します。

Category

Archive