明治から昭和初期にかけて多くの文人墨客が訪れ、文化の発信地として知られた蓼科。蓼科 親湯温泉は彼らが集い、上質な温泉、温かなおもてなし、その心地よさに魅せられて何度となく宿泊した宿です。

その歴史を物語るように「東洋のパリ」と称された上海租界をイメージした館内には、約3万冊の本が並び、文人たちの書や画家から寄贈された作品を展示。湯を、食事を、そして長い蓼科の文化を楽しむことができるでしょう。

蓼科 親湯温泉のショップ「蓼科trésor –トレゾール–」はこの世界観を呼応させるように造られたおみやげ店です。驚くのはこれまでの温泉旅館のおみやげ店のイメージを覆す高級感溢れる雰囲気です。また、商品もスタッフが心からよいと思ったものだけを厳選。内容も蓼科をはじめとする長野県の名産品はもちろんのこと、地元野菜を使った食品や食器衣類まで、幅広く揃っています。

ショップに入って最も目を引くのは、「信州健康長寿日本一の秘訣は食にあり」と書かれた掛け軸ではないでしょうか。長野県は予防に重点を置いた自主的な健康づくり活動が行われ、平均寿命、健康寿命ともに全国トップクラスです。蓼科 親湯温泉ではショップの第一のコンセプトを「長寿を誇る信州の食」とし、健康へと導く長野県の食文化を紹介しています。

長野県で古くから作られている味噌、野沢菜などの発酵食品は、免疫アップや疲労を回復。また、名物の信州そばは高たんぱくで、血液をサラサラにする効果があり、諏訪地方の気候を活かして造られている寒天は、糖尿病、動脈硬化などを予防してくれます。さらに、栄養満点の蜂蜜、成人病予防に効果的なピクルスなど、信州生まれの味もよく見た目もよく体にもよい品々が勢ぞろい。もちろん長野県で作られた日本酒をはじめ、ワイン、ウイスキーなど、「百薬の長」といわれる酒類も豊富に揃い、健康的な毎日を提案しています。

第二のコンセプトは、「シノワズリを取り入れたライフスタイル」の提案です。シノワズリを使用したオリジナルのグッズをはじめ、蓼科 親湯温泉で実際に使用しているカトラリーや食器、有田焼や漆器のアンティークと合わせることで、蓼科 親湯温泉での素敵なひとときを毎日の暮らしにも取り入れることができるでしょう。

蓼科 親湯温泉のショップ「蓼科trésor –トレゾール–」は、蓼科周辺地域だけでなく信州 全体の魅力を発信する、これまでにないショップです。ご自身の旅の想い出に、そして大切な人への贈り物に、きっと素敵な逸品を見つけることができるはずです。