桜は進学や就職など、人生のスタートを切るときを美しく彩る特別な花です。誰にも特別な桜の思い出があるのではないでしょうか。今回ご紹介するのは蓼科 親湯温泉に宿泊した際に立ち寄ることができる、茅野市に位置する桜の名所です。

「安国寺・宮川左岸の桜並木」は諏訪大社前宮近くにある桜の名所です。天下第一の桜として知られる高遠城址公園の「タカトオコヒガンサクラ」が約300ｍにわたって咲き誇ります。国道152号安国寺トンネル開通を記念して旧高遠町（現伊那市）から贈られました。ソメイヨシノよりもやや小ぶりで濃いピンク色の花は一つひとつを見ると可憐ですが、一斉に咲くと華やかに美しく、桜並木と残雪の八ヶ岳のコラボレーションは圧巻です。見ごろは毎年4月中旬です。

「茅野市運動公園」は、スポーツ施設や遊具、ウォーキングコースなどが充実した都市型運動公園です。毎年4月の中旬になると野球場や広場、駐車場などにソメイヨシノを中心とした桜が誇ります。その数は何と500本以上。公園全体が美しい桜色に染まり、お花見を楽しもうと多くの人が集まります。道路沿い両サイドに植えられた桜並木もあり、ドライブしながらのお花見も可能。夜間ライトアップを行われ多くの人が訪れます。

「八ヶ岳総合博物館」は、茅野市の自然、歴史、産業、民俗などを総合的に展示する博物館です。プラネタリウムもあり人気を集めます。敷地内にはたくさんの桜の木があり、高遠城址公園に咲くコヒガンザクラ（4月初旬）、ミザクラ（カラミザクラ）を台木にし、 カンヒザクラの枝変わりとして作られたケイオウザクラ（4月初旬）、日本全国に多く植えられているソメイヨシノ（4月中旬）、花びらが八重に咲くヤエザクラ（4月下旬）が順に咲き、1ヵ月にわたって桜を楽しむことができます。毎年「さくらweek」を開催し、期間中に入館した人にはオリジナルさくら缶バッチをプレゼント。また、「ちのフォト/ 桜」募集なども行われます。

その他、市の天然記念物に指定されている「古御堂の枝垂桜」（シダレザクラ）や「下菅沢の祖霊桜」（シダレザクラ）といった名木も必見です。歴史ある巨木は自然のパワーが溢れ、静かに何かを語り掛けているかのようです。 個性豊かな桜の名所が点在する茅野市。蓼科 親湯温泉に宿泊の際は、春の景色を楽しみに少し足を延ばしてみませんか？

茅野市ホームページでは、市内の桜スポットと開花状況を紹介する「桜めぐり 2024」 （画像掲載は、3月14日頃～開始予定です。）を開催。ぜひ参考にしてください。

※見ごろ時期は変わることがありますので、ご確認ください。