お知らせ

2014.08.16

蓼科の聖光寺で作品展「縄文を想う」

茅野市蓼科の聖光寺では、
南米パナマの民族手芸「MOLA(モラ)」の技法で手芸品を制作する
アーティスト今井徳子さんの作品展「縄文を想う」を
奉納殿で開催しています。
「MOLA」とは、サンブラス諸島 などに住む先住民の
クナ族女性の民族衣装に縫い付けられている「飾り布」のことで、
何枚もの生地を重ね、下の布を切らないように切り、
布の端を折り込んで、たてまつりで縫う技法で、
作品展では、丁寧な針仕事で仕上げられた土器や土偶をデザインした作品
23点が展示されています。
今井さんは、50代半ばで「MOLA」と出会い独学で制作を始め、
訪れた尖石縄文考古館で縄文土器の魅力に引きつけられ、
以来モチーフにしているそうです。
茅野市の国宝でもある「縄文のビーナス」は5体が踊っているような作品や、
間もなく二つ目の国宝となる「仮面の女神」をモチーフにし、
青や黄色を基調にし迫力の中にも華やかな仕上がりになっている作品、
カエルやオタマジャクシ、蛇など、
土器の文様からイメージを膨らませた楽しい作品などが展示されています。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32046
8月31日(日)まで開催していますので、
蓼科にお越しの際は、
「縄文」と「MOLA」とのコラボレーションの作品をご覧になってみてはいかがでしょうか?
吉本 順子

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