主の独り言

2016.03.30

東京喰種(グール)

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進撃の巨人以来の衝撃的な漫画だった。
1巻から最新刊まで貪り読んでしまった。
漫画上のキーワードで出てくる
“隻眼(せきがん)”
というキーワードとキャラクター。
これだけで、
北欧神話の神々の王であるオーディンが
モチーフである事が分かる。
さらに、主人公が知識欲が凄く
いつも本を読んでいるというところが
オーディンぴったりである。
さらに、
漫画のキャラクターのここぞという描写には
数字に見えるように、書かれた何か(例えば血、影など)
を使用してキャラ設定をしている。
数字と言えば、タロット。
タロットは、向きが変われば意味が変わる。
その当たりも凄く示しながらの漫画の展開には感心する。
さらに、主人公を始めとした
自分のシャドー(影)との主人公争いは
ユングの世界である。
この様な構造下で思い出すのが
仮面ライダーブレイド
(過去ブログで紹介)
自分のシャドーとの対話を
物語の中心に置いた平成仮面ライダーのシリーズだった。
あと、
仮面ライダー響鬼も近いと言っても良いのかも知れない。
こんな事もついつい考えてしまう深さを感じさせる漫画。
様々な伏線が、どのようにつながり、
そして終局にむかっていくのか・・・。
この先の展開が本当に楽しみな
秀逸な漫画だと僕は思う。

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