森田療法。
日本が世界に誇る心理療法である。
訳あって、ここ１週間ほど
森田療法の関連本を10冊ほど読みあさっている。
内容は、知っている方だと思ったが
今回は、改めて創設者森田正馬の生育歴から調べたり
弟子たちの著書を読むことで、
今まで僕が知っていた森田療法の
底の浅さを痛感するのだった。
森田療法の関連本で
特に良かったのが、岩井寛さんが書かれている“森田療法”。
驚いたのが、
冒頭に僕の好きな松岡正剛が追悼文を寄稿していた事。
それだけでも、この本の魅力が上がる。
森田療法＝あるがまま
これは、多くの方が知っているところだろう。
しかし、この“あるがまま”の理解が
正直、僕は甘かったのだと痛感した。
“あるがまま”は知識だけでなく体現できなければ意味が無い。
思考パターンとしてというか、
自動運動になるレベルまで行くと
面白いなーと思うのだった。
また、“あるがまま”とは
僕の好きなハイデガーの投企（とうき）の要素も入っている。
様々な思想が“つながる”というのが
僕の読書の一番の醍醐味何だよなー。