映画ネイチャーを見た。
家族で映画館にはよく行っている。
今日は、1日でネイチャーとアナ雪を見た。
僕はネイチャーメイン。
家族はアナ雪メイン。
ネイチャーは面白かったが感動は無かった。
アナ雪は感動した。と妻に言われた。
僕は、その逆だった。
ネイチャーは感動し
アナ雪はただ面白かった。
まぁこんな所でも価値観の
逆が起こったのだ（家でもよくある。ここ二年は近づいて来たが・・）。
映画ネイチャーは
自然界の生物の営みを
滝川クリステルの解説で進んでいく。
僕は、彼女が一言途中で言った
“そこにはただ繰り返しがあった”
この一言が僕には強烈なフックになった。
（結論を言うと、涙が止まらなかった。途中からずっと泣いていた。）
例えば、宇宙創成から人類誕生は奇跡と言われるが
宇宙物理学では、無限の繰り返しがあり、
人間ができた訳であり、
凄い確率だが、“無限の繰り返しがある”という事で考えれば
誕生は必然であったとも考えられるという学者もいる。
今の宇宙だって、何個目の宇宙かもわからない。
地球の誕生から、
地球内部で起こっている事も、
全て繰り返し。
地球上の生物も、同じ事をひたすら繰り返し生きている。
そして、僕ら人間は繰り返す事は苦手だが
結局は繰り返している。
人類学者は、家系でも
繰り返しがおきていることを示している。
当然、精神分析の世界でもそう。
僕らは、繰り返しの中で生きている。
この繰り返しというと、
やはり外せないのが哲学者　ニーチェである。
ニーチェの永劫回帰は
物理学のエントロピー増大の法則をもって
否定されているが、
僕はそれを承知で、永劫回帰の概念はとても好きであり
常に大切にしている。
そもそも、宇宙の物質の7割だか8割の暗黒物質（ダークマター）は
全く未知であり、解明もされていない状態であり
永劫回帰も嘘では無かったなんてことも・・・
個人的に期待しているところである。
アナ雪は、ディズニーのプリンセスストーリーの
繰り返しからは脱したところは面白かった。
魔女狩りのモチーフの所も面白かった。
個性（特異）の受容をテーマにし
間接的にジェンダー問題に対する
一石を投じているようにも感じた。
これらを含めても
ネイチャーの方が僕は断然面白かったなー。