主の独り言
2014.03.22
統合
3月号のハーバードビジネスレビューに面白い記事があった。
脳神経の話だ。
かいつまんで話すと、
情動系の神経は、
2つのルートがあると言う事。
思考を挟まない、高速ルート。
思考を挟む、低速ルート。
要するに、
直感とは情動系の高速ルートだったのである。
そして、遅れて解釈が入る低速ルートが辿り着く。
よく、直感とその後の思考の違和感に
苦労していた僕にとっては感動的な研究発表だった。
フッサールの現象学は、
一番始めの知覚を
手がかりとしたモノで有り、
正に、私の解釈では、
哲学に神経学が追いついた瞬間でもあった。
そして、記事では
直感を大切にしなければならないことを
科学者が説いている。
直感とは、抑圧するモノでは無く
刹那的な瞬間をキャッチし
よく吟味せよとさらに説いている。
これは、臨床心理の世界。
僕が好きなジャンル
哲学、心理学、脳科学
が全て繋がり、統合された瞬間だった。