主の独り言

2014.02.13

自由からの逃避

小僧が、一人で寝ようとチャレンジしている。
“今日一人で寝る”
と言い、子供部屋に布団を敷き就寝する。
が、夜中気づけば寝室で寝ている。
こんな事がここ一ヶ月の間に
3回ほどあった。
名著 自由からの逃避の中で、
著者フロムは、
第一次的な繋がり(親の保護下→ざっくりとした表現で)
から人は自由になろうと離れるとき、
孤独を感じる。
この様なことを著書の前半に確か書かれていることを記憶している。
小僧を見て、瞬間的にこの本のことを思い出した。
自由からの逃避は、
第一次的な繋がりから離れながらも、
幸福な人生を歩むための指針を示している。
危険な自由としてフロムは
ファシズムや権威主義をあげ、
この自由からの逃避を実現するための
術をこの本に記載している。
フロム的に言うと、
うちの小僧の自由の獲得は
幸福に向かうのか
それとも危険なファシズム、権威主義に向かうのか・・
僕は、親の関わり方が試されていると思っている。

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