主の独り言

2013.01.13

東大のディープな日本史

なるほど。
そもそも東大の入試試験は“カンニング”があったとしても
関係無いレベルの設問を用意しているのね。
東大とはほど遠い人生を歩んできた私の率直な感想である。
私は歴史好きの方だが、
そんな私では太刀打ちできない問題の数々。
ただ、年号を暗記していたのでは意味が無く、
“なぜその事件が起こったのか!?”
これを回答するという難易度の高さに驚き、そして読みふけた。
物事は単純な因果律で、私たちは考えがちだが
多くの関係性の上で成り立っていることを改めて考えさせられる。
複雑系科学では、因果律など無いというか、わからないという
立ち位置であると私は感じ取っているが
まさに、それを地で行く問題ばかりである。
私たちは商売をさせて頂いているのだが、
必ず関係性を考えなければ商売は成り立たない。
たまたま上手くいった方法は
前提条件としての経済、そしてライバルの状況などが
必ずある。
上手くいった方法を絶対化しがちだが、
そういった思考方法は否であることを暗に教えてくれる。

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