ドストエフスキー 悪霊

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ドストエフスキーが、
登場人物が多く、やたらと話が長く、
さらに話が難解である。

この事は、高校時代にカラマーゾフの兄弟で
挫折した経験から身にしみて覚えている。

しかし、ロシアに訪れる嗜みとして
今まで逃げてきたドストエフスキーを
読まないわけにはいかない・・・

こんな衝動から、
行きと帰りの長時間のフライトを利用して試みることに。

選んだのは、名作悪霊。

高校時代とは、打って変わって読めるのだが、
とにかく登場人物が多い。
この記憶は確かだった。
しかも描写が丁寧すぎるくらい長く、
回想だけで数十ページなんてざらだ。

ロシア革命前の暗黒時代。

この歴史観を知っているので、
今回のドストエフスキーは
内蔵に染み渡るようなずっしりとした
感覚を持つ事が出来た。

とは言っても、恵まれた現時代の日本に住んでいる僕には
ドストエフスキーの本当の重さなど
分からないんだろうなぁとも感じた。

ドストエフスキーの悪霊というタイトル。

読んでわかったのだが、
国を取り巻くムードの事なんだよな。

そーいう意味なら、
今の時代にも悪霊はいるし、
これから先も悪霊はいるのだろう。

そして、この悪霊は次の世代にも読み継がれていくのだろう。

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