主の独り言
2020.12.04
砂の器 野村芳太郎
“かめだ”という言葉がマクフィガンとなり映画前半は、進んでいく。
松本清張の小説が原作だけあってフックの掛け方が上手い。
そして、本題が徐々に露わになっていく。
現代とは状況が違うが、当時を想像すれば大変な問題だったのであろう。わからないものへの恐怖が憎悪に変わる。
その投影先として憎悪され虐げられて幼少期を生きてきた主人公。どうしても宿命からは逃れられなかった。
歴史背景を鑑みれば、名作と言われる理由がわかる。