主の独り言

2013.02.14

過剰さ


そろそろと思い、小僧達を今年からスキーに連れて行っている。
私はというと、20年ぶりにスキーを履く。
高校卒業と同時に、当時の時流に合わせスノーボードに転向。
スノーボードも8年ほどやったが、
ここ12年はスキー場に縁が無い生活をしていた。
スキー場に行き、レンタルスキーで家族4人分を調達。
そして、早速ボーゲンの指導から入るのだが、
どうも板の様子が違う。
私の体は20年前の板の感覚しか知らない。
当時はロシニョールの7Sという
スラロームの競技用の板を201センチという長めを履いて
ぶんぶん回していたのだが、
そのときの板より、レンタルの板の方がくるくる回り、
さらに板のオートマ性が向上している。
回るというか、今の板の性能が良すぎて
私の技術だと過剰な力が加わりすぎて
逆に手に負えないという現象が起こった。
要するに、操作性が当時よりも格段に上がっているのだ。
で、30後半の私でも楽に10代の頃のような滑りが容易に出来ると言うこと。
これに、体が喜びを感じ、子供を初心者の妻に押しつけ
今の板になれるトレーニングを始める。
20年前は、板を操作しなければ思いのラインは描けなかった。
しかし、今の板は板がラインを勝手に描いてくれる。
さらに、操作性の向上で筋力が当時と比べて必要ないのだ。
20年ぶりとは言え、スキーの操作の感覚を覚えている自分の体に感謝し
レンタル板では物足りなさも同時に感じる。
そして、今まで潜めていた私の“過剰さ”が顔を出してくるのだった。
家に帰り、早速検索。
寝室でも寝る間を惜しんで検索。
どんな板がどのような性能があるのか。
そして、私の技術、体力、そしてシチュエーションを鑑みて
板の選定。
さらに、ブーツもフィット感を見るために“専門店に行くべき必要性の理解”
どうも、2種類ほどの板とブーツを揃えないと
私の身体は納得してくれないようだ。
後は、我が家の奥様にお伺いをたてるだけなのだが・・。
人間は過剰な生き物だとよく言われる。
そして、過剰の臨界点まで行き失敗しそして気づく。
まさにそんなレールにまた乗ってしまいそうだ。

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