主の独り言

2012.05.26

勝負事に真剣な運動会

『来年の運動会で絶対1位をとる!』
先日の運動会のかけっこで
惨敗だった小僧の言葉だ。
私は先日、小学校1年の小僧の運動会に出た。
この小学校の運動会は勝負事を真剣にやることを教えてくれる。
それ目的で入学させたのもあるけど
実際に体験して嘘はなかった。
あちらこちらで、種目ごと負けた生徒が号泣している。
そして、先生が大きな声でハッパをかけている。
『くよくよするな!次の種目勝つぞ!』
なんか懐かしい風景だった。
私の小学生、中学生の頃は先生によくしかられた。
今思えば体罰!?と思えるようなこともあった。
竹刀でたたかれ、グーでげんこつは当たり前。
終いには、コブラツイストや四の地固めを
本気でかけられた記憶がある。
要は、頭だけでなく体もしかられていた。
体で覚えるとはよく言ったもので、
僕は今自分の人間としての常識を
どこで培ったと言えば、幼少期に体で
痛い思いをして覚えたと言ってもよいかもしれない。
どれだけ私が常識人かと言うことは
棚に上げさせてもらって
体で覚えると言うことは私は大切だと考えている。
で、うちの小僧も体で色々なことを覚えていってもらいたいものだ。
特に、勝つことにこだわるって大切だと思う。
そして、負けた時負けた自分を早く知る。
それが自負と現実を近づけさせる方法だと思うから。
負けだと自分が感じてから、初めて違う方向に自分の長所を見出す。
ミトコンドリアみたいに単細胞に
進んで駄目だったら違う方向へ。
この繰り返しこそ、厳しい時代を生き抜ける精神力がつくんじゃないかな。
負けを認める。
苦しいけど悔しいけど仕方がない。
『お前なんかは空だ!』と禅では説く。
神話ではフィッシャーキングの傷は有名。
負けという心の傷をまた一つ作った。
傷の一つ一つが人格を作る。
さぁこれからが見物。
不本意な成績に奮起している小僧。
観察していこうと思う。

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